困りごとが強いのにWISC-IV知能検査では高IQだった。
でも各項目を見比べるとずいぶん凸凹している。うちの子っていったい?
これは、息子のWISC-IV知能検査の結果を受けて生じた疑問でした。
高IQだからギフテッド?でもこんなに毎日困ったことだらけなのに?
そんな時に出会ったのが【ギフテッド2E】という言葉でした。
調べれば調べるほど息子の特徴に当てはまる・・・
本記事ではギフテッドとギフテッド2E児の特徴や
その困り感についてまとめました。
ギフテッドとは
生まれつき様々な分野で突出した才能のある人物の事をギフテッドと呼びます。
様々な分野とは以下のとおりです。
- 知的能力全般
- 特定の学問領域
- 創造的思考
- リーダーシップ
- ビジュアルアーツやパフォーミングアーツ
参考文献(わが子がギフティッドかもしれないと思ったら)
※ギフテッドという言葉には明確な定義がなされておらず、国や地域によって異なります。
本記事は「わが子がギフティッドかもしれないと思ったら」を参考に執筆しています。
ギフテッドの種類
一般的にはIQ130以上(上位2%)と言われていますが、
近年はIQ115~もギフテッドの可能性があるとされています。
そのため、ひとことで【ギフテッド】と言っても、
その発達の様相も行動様式も劇的に異なるため、
ギフテッドネスの程度を表すために、
マイルドリー(軽度の)、モデレート(中程度の)、ハイリ―(高度の)プロファウンド(極度の)と区別されることがあります。
ギフテッドの特性
- 早ければ乳児期から並外れた注意力が見られる。
- 習得が早い。考えを素早く関連付けまとめられる。
- 多量の情報保持。記憶力が非常に良い。
- 年齢の割に並外れた語彙と複雑な文章構造を持つ。
- 言葉のニュアンスを含む問題を好んで解く。
- 数字やパズルを含む問題を好んで解く。
- 就学前に、ほぼ独学で読み書きスキルを身につける。
- 並外れた感情の深さ、感情と反応の激しさ、過敏さ。
- 抽象的、複雑、論理的で洞察力のある思考。
- 幼少期から理想主義と正義感が見られる。
- 社会的・政治的問題や不公正さ・不公平さへ関心を示す。
- 長時間の注意維持、粘り強さ、強烈な集中力。
- 自分の考えることで頭がいっぱい。白昼夢。
- 自身や他者のできない状態や遅い状態にいたたまれなくなる。
- 基本スキルをあまり練習なしに早く習得できる。
- 鋭い質問。教えられたこと以上のことをする。
- 興味関心の幅が広い(ただし、一つの分野への強い関心を見せることもある)
- 高度な好奇心。途絶えることのない質問。
- 実験や違う方法で試すことへの興味関心。
- 普通は考えないような方法や斬新な方法で考えや物事をまとめる傾向(拡散的思考)
- 鋭く時に並外れたユーモア、特にダジャレを使ったユーモアのセンスがある。
- 複雑なゲームや枠組みなどを用いてものごとや人を仕切りたがる。
- 想像上の友だちがいる(未就学児)。鮮明なイマジネーションがある。
この表の多くにチェックが入るようであれば、
ギフテッドの可能性は高いといえるでしょう。(太郎は9割は当てはまっていました)
そしてこの表を見ればわかるように、ギフテッドは全く育てやすくありません!
- 質問をしまくる。
- 普通では考えられないようなやり方をいきなり試そうとする。
- 空想の世界に入ってしまう
・・・など例をあげたらキリがありませんが、ギフテッド=天才=育てやすい
なんて図式はまったく当てはまらないということが伝わりましたでしょうか。
個人的には特に8、10、11が厄介です・・・これらが互いに結びつき、時として大爆発を起こします。
ギフテッド2Eとは
ただでさえ扱いの難しいギフテッド。ではギフテッド2Eとはどのような存在なのでしょうか?
著名な心理学者、ナンシー・ロビンソンは、
ギフティッド児はどのような障害からも守られているわけではないーーーただひとつ、知的障害を例外として。
ギフティッド児もまた、行動障害、学習障害をはじめとするどのような障害にもなりうる。
その結果、ギフティッド児の中には「二重にエクセプショナル(twice-exceptional:2E)」な子どももいる。 と述べています。
つまり、ギフテッドの特徴を持ちながら、ADHD、ASD、協調性運動障害などの発達障害を併せ持つ子どもの事を
ギフテッド2Eと呼ぶのです。
ギフテッド2Eの困り感
これまでに述べてきたように、ギフテッド児は決して育てやすくありません。
そこに発達障害が加わると、本人の困り感・また保護者の負担もかなり大きくなってしまいます。
発達障害の部分にフォーカスを当ててもらえない
ギフテッド2Eは、知的能力に関しては高いので、発達障害の診断をしてもらえなかったり、
地域によっては支援級に入れてもらえなかったりします。
実際に困っているのに支援が受けられない・・・そんな声を聞きます。
太郎もこんなに凸凹しているのに、医者にかかる必要はないといわれているので、実際にはASDと診断されてないのです。
※2023年6月追記 学校の環境がガラッと変わってしまい、困り感がより強くなった為、クリニック受診してきました。
後日記事更新します。
親の負担
学校からの度重なる電話や呼び出し・・・・学校に嫌気がさしてしまった子は不登校にもなります。
そのフォローは誰がするのか?そうです親です。
わが子の事どうにか助けてあげたい、支えになってあげたいと思う反面、
毎日のようにかかってくる電話。呼び出し。
他害による保護者への謝罪と親の負担は計り知れず、親子ともに疲弊してしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?本記事では、ギフテッドとギフテッド2Eの種類や特性、そしてギフテッド2Eの困り感についてお伝えしました。
ギフテッドとは
- 生まれつき様々な分野で突出した才能のある人物の事をギフテッドと呼ぶ
ギフテッド2Eとは
- ギフテッドの特徴を持ちながら、ADHD、ASD、協調性運動障害などの
発達障害を併せ持つ子どもの事ギフテッドの特徴を持ちながら、
ADHD、ASD、協調性運動障害などの発達障害を併せ持つ子どもの事
ギフテッド=天才ではなく、抱える困難さは非常に大きいです。
さらにギフテッド2Eが抱える問題は、知的能力の高さゆえに支援が受けられない等、とても深刻です。
優れている部分を伸ばせる環境作り、逆に苦手な部分は周りがサポートをしていく。そんな仕組み作りが必要だと感じます。