
フィリピンのパラワン島から南東に約180km離れたスールー海にあるトゥバタハ海洋公園は、
世界遺産にも登録された岩礁とサンゴ礁の自然公園です。
ダイビングやシュノーケリングを楽しめる海洋生物の宝庫で、絶滅危惧種のサメやウミガメ、
クジラやイルカなども見ることができます。
この記事では、トゥバタハ海洋公園の場所や行き方、美しいサンゴ礁の魅力について紹介します。
トゥバタハ海洋公園の場所
トゥバタハ海洋公園は、南北2つの環礁とジェシー・ビーズレイという岩柱からなります。
総面積は約13万ヘクタールで、パラワン島から船で約10時間かかります。
パラワン島の州都プエルトプリンセサからは、国内線で約1時間です。セブ島からも便があります。
トゥバタハ海洋公園への行き方
トゥバタハ海洋公園へは、ダイビング・クルーズを利用するのが一般的です。
3月半ばから6月半ばの年に3ヶ月間のみ開催されます。
ベストシーズンは4月と5月で、天候や海況が安定しています。クルーズはプエルトプリンセサから出発し、
3泊4日から7泊8日のコースがあります。
料金は約20万円から40万円程度です。予約は早めにすることをおすすめします。
トゥバタハ海洋公園の美しいサンゴ礁
トゥバタハ海洋公園は、東南アジア最大ともいわれるサンゴ礁が広がります。
約600種類のサンゴと約400種類の軟体動物が確認されています。
エダサンゴやハリエダミドリイシなどの絶滅危惧種も見られます。
また、鳥類やウミガメ、サメなどの生息地にもなっており、生態系の多様性と豊かさが際立っています。
ダイビングポイントは約20箇所あり、深度や景観によって様々な魅力があります。
回遊魚や大型魚を見たいなら西側の壁沿いを、色鮮やかな熱帯魚やサンゴを見たいなら東側の砂地をおすすめします。
まとめ
トゥバタハ海洋公園は、フィリピン屈指のダイビングスポットです。
世界遺産に登録された岩礁とサンゴ礁は、まさに自然の驚異と美しさを感じることができます。
限られた期間と人数でしか訪れることができない貴重な場所です。ぜひ一度訪れてみてください。
