
フィリピンのパラワン島から南東に約180km離れたスールー海にあるトゥバタハ海洋公園は、
世界遺産にも登録された岩礁とサンゴ礁の自然公園です。
ダイビングやシュノーケリングを楽しめる海洋生物の宝庫で、絶滅危惧種のサメやウミガメ、
クジラやイルカなども見ることができます。
この記事では、トゥバタハ海洋公園で出会える絶滅危惧種のウミガメとタイマイについて紹介します。
ウミガメ
ウミガメは、トゥバタハ海洋公園の代表的な生き物の一つです。
ここでは、アオウミガメ、タイマイ、オサガメ、アカウミガメの4種類が確認されています。
これらのウミガメは、絶滅危惧種に指定されており、保護されています。
ウミガメは、サンゴ礁や海草藻場などで餌を探したり、岩礁や砂地で休息したりします。
また、トゥバタハ海洋公園内にある小島群は、ウミガメの産卵地にもなっており、
毎年3月から6月にかけて多くのウミガメが卵を産みに訪れます。
ダイビングやシュノーケリングをすると、ウミガメと一緒に泳ぐことができます。
ウミガメは人間に慣れているので、近づいても逃げませんが、触ったり追いかけたりしないようにしましょう。
ウミガメはストレスを感じると体内の空気を吐き出して沈んでしまうことがあります。
タイマイ
タイマイは、世界最大の淡水魚として知られていますが、実は淡水だけでなく海水でも生活できる魚です。
トゥバタハ海洋公園では、タイマイが珊瑚礁やドロップオフで見られることがあります。
タイマイは体長が2m以上にもなり、重さは200kg以上にもなります。
その巨大な姿は圧巻ですが、性格は温厚で臆病です。
人間に興味を示すこともありますが、怖がって逃げることもあります。
タイマイは絶滅危惧種に指定されており、乱獲や環境破壊によって個体数が減少しています。
トゥバタハ海洋公園では、タイマイの保護活動を行っており、個体識別や行動観察などを行っています。
ダイビングやシュノーケリングをすると、タイマイと遭遇するチャンスがあります。
タイマイは人間に攻撃することはありませんが、大きな口を開けて威嚇することがあります。
その場合は静かに離れましょう。また、触ったり追いかけたりしないようにしましょう。
タイマイは皮膚がデリケートで傷つきやすいです。
まとめ
トゥバタハ海洋公園では、絶滅危惧種のウミガメとタイマイに出会うことができます。
これらの生き物は貴重な存在であり、保護されています。
ダイビングやシュノーケリングをする際は、彼らの生活を尊重し、優しく接するようにしましょう。
トゥバタハ海洋公園で素晴らしい体験をしてください。
