どうしてこの子はしいたけを食べるとえづくんだろう?小松菜もダメだよね。
いつまでもいつまでも噛んでいて一向に飲み込まない・・・
私が息子の感覚過敏に気づいたのは、食事の場面ででした。好き嫌いのレベルではないえづき方に違和感を覚えたのです。
この記事では、感覚過敏・鈍麻とはなにか?またどのような特徴がみられるのか?について解説していきます。
五感とそれ以外の感覚
私たちは日常にさまざまな「感覚」を使って暮らしています。
五感と言われる視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚。これらは自分で意識しやすい感覚です。
一方、ほとんど意識しないで使用している感覚もあります。身体のバランスを取るときにつかう平衡感覚
そして身体の動きをコントロールする固有感覚。
五感は自分で意識しやすいですが、平衡感覚と固有感覚はほとんど自覚せずに使います。また、触覚に関しては無意識に使っている本能的な部分もあります。
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逆に感覚のコップが大きいと、情報量が足りていない状態に
感覚が過敏・鈍麻だとどのような特徴があるのか
一言で『感覚過敏』と言っても、人によって感じ方はそれぞれ。本記事では、感覚ごとに表れる代表的な特徴をご紹介します。
視覚が敏感だと・・・
目から入る情報が過剰に感じられる
- 太陽の光がまぶしくて、外に出るとつい下をむいてしまう
- 蛍光灯がチカチカしてしまい耐えられない
- 白い紙がまぶしくて見ていられない
- 視界から入ってくる情報が多く、疲れてしまう
聴覚が敏感だと・・・
耳から入る情報が過剰に感じられる
- 周りの音が大きく聞こえてしまう
- 自分にとって必要な音の取捨選択ができず疲れてしまう
- 特定の音や声が苦手
- 音が気になって眠れない
嗅覚が敏感だと
においが過剰に感じられる
- 洗剤や柔軟剤、香水のにおいで気分が悪くなる
- ほかの人は気づかないようなわずかなにおいが気になってしまう
味覚が敏感だと
味や食感、舌触りが過剰に感じられる
- 特定の食べ物の食感や舌触りを不快に感じる
- ミントを激辛に感じたりとかなり個人差がある
触覚が敏感だと
皮膚に触れるものに対しての感覚が過剰に感じられる
- 特定の繊維がチクチク感じられ痛くて着られない
- 襟ぐりや品質タグなどが不快
- 風が吹くと痛みを感じる
平衡感覚が敏感だと
- 乗り物酔いをしやすい
- 文字などの読み飛ばしが多い
- 動く遊具が怖い
- 警戒心が強く集中を保てない
鈍麻だと
- 姿勢をまっすぐ保てない
- 板書が苦手、ノートがとれない
- まわる遊具やブランコが大好きでずっと遊んでいる
固有感覚が鈍麻だと
- 細かな動作が苦手
- 力加減の調節ができない
- 何かにぶつかったり転んだりしやすい
- 動きを模倣するダンスなどが苦手
どの感覚をどのように感じるかはかなり個人差があります。
参考までに太郎の場合はどうかをお伝えします。
息子の感覚過敏
太郎は、
触覚・味覚が過敏で、食べられないものが多いです。
- どろどろしたもの(特にとろろ)
- キノコ類(特にしいたけ、しめじ)
- 繊維の多い野菜(特にこまつな)
平衡感覚が鈍麻で、
- ブランコが大好きでずっと学校ではいつもブランコをしている
- 姿勢がすぐグネグネしてしまう
- 絶対車に酔わない←これはうらやましい!!
固有感覚も鈍麻で、
- 繊細な力加減がわからない。徐々に力を入れるができない
- 動きの模倣が苦手でダンスを嫌悪する
- よく何かにぶつかっている
ギフテッド2Eと感覚過敏
ジェームス・T・ウェブ他著【わが子がギフティッドかもしれないと思ったら】では次のように書かれている
さまざまな感覚刺激に対する極端な過敏性はギフティッド児によく見られる。
そう、ギフティッド2Eの子どもは、感覚過敏をもっている子が多いというのです。
では感覚過敏がある子には治療方法があるのでしょうか?
感覚過敏の治療とは
実は、感覚過敏は治療をしようとしてできるものではありません。よって、不快にならないよう、つらくならないよう、道具を使ったり環境を変えたりして対処していく方法が一般的です。人によって症状や程度も異なるため、効果的な対処法も様々です。
触覚・平衡感覚・固有感覚に関しては、訓練することで感覚統合を促すことができます。またこの3つの感覚を整えることで視覚や聴覚も改善していくケースがあります。
※感覚統合に関しては別記事にまとめます。
まとめ
本記事では、感覚過敏・鈍麻とはなにか?またどのような特徴がみられるのか?について解説しました。
最後に今回のおさらいをしてみましょう。
- 感覚とは五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)がありこれらは自分で意識しやすい感覚
- 平衡感覚と固有感覚はほとんど意識しないで使用している感覚
- 感覚過敏は人によって感じ方はそれぞれ。そのため効果的な対処法もそれぞれ異なる
- 触覚・平衡感覚・固有感覚に関しては、訓練することで感覚統合を促すことができる。それに伴い視覚・聴覚も改善していくケースがある
※今回執筆した内容は、
【発達の気になる子の学校・家庭で楽しくできる感覚統合あそび】
【わが子がギフティッドかもしれないと思ったら】を参考にしています。
