質的栄養失調とは
質的栄養失調とは、食事に必要な栄養素のバランスが悪く、
体に必要な栄養素が足りなかったり、過剰だったりする状態のことです。
例えば、お菓子やジュースばかり飲んでいて、
野菜やたんぱく質を摂らない場合、
身体が必要な栄養素を十分に取り入れることができなくなります。
また、質的栄養失調はADHDの症状を悪化させることも知られています。
例えば、糖分が過剰な食事をすると、血糖値が急激に上昇してから急激に下降するため、
注意力や集中力が低下して、不安やイライラなどのADHD症状が悪化する場合があります。
精神科医藤川徳美先生著『薬に頼らず子どもの多動・学習障害をなくす方法』によると、
たんぱく質と鉄分をとり、ビタミンなどのミネラルで満たしてあげると子どもの問題行動が改善されるとありました。
はじめは半信半疑だったのですが、実践してみると太郎の状態がみるみる良くなっていき、
なにより本人がとても嬉しそうで自身がついてきたんです!
もちろん特性はまだまだ残っていますし、癇癪も完全にゼロではありません。
ですがここまで効果があったということは、きっと太郎は質的栄養不足な面もあったのだろうと思います。
ではなぜ太郎は質的栄養不足だったのか?ギフテッド児の特性と合わせて考察しました。
ギフテッド児と質的栄養失調の関係
質的栄養失調とは、たんぱく質や鉄分、ビタミンなどのミネラルが不足しており、
一方で糖質が過多の状態のことを言います。
持論になりますがギフテッド児は質的栄養失調になりやすいと考えます。
なぜかというと、ギフテッド児によくある特性の為です。
過興奮性(OE)によるエネルギーの消費
ギフテッド児には、知的・創造・感情・精神運動・感覚の中の
いずれかまたは複数の分野で過興奮が見られることが多いと言われています。
過剰な刺激やストレスが長期間続くと、身体や脳に負荷がかかり、
栄養素の吸収や代謝に影響を与える可能性があります。
また、過興奮状態が続くと、体内の栄養素のバランスが崩れ、
栄養素の欠乏や過剰摂取が引き起こされる可能性があります。
例えば、ストレスや不安が続くと、
食欲が低下して栄養素の不足が生じることがあります。
また、ストレス状態では、体内のビタミンBやマグネシウム、
カルシウムなどの栄養素の消耗が増え、欠乏症状が引き起こされることがあります。
さらにギフテッド児の過集中、すなわち好きなこと、
得意なことにとことん集中することは、
一見素晴らしいことに見えますが、
逆に言えばその分脳の栄養を消費していると言えるでしょう。
感覚過敏による偏食
ギフテッド児には感覚過敏の様相を呈する子が多くいます。
特定の食べ物が食べられなかったり、
とろみや感触が苦手でえづいてしまったり・・・
そうするとどうしても食べられる食材やメニューが限られてきてしまいます。
栄養が偏るのは必然と言えるでしょう。
栄養療法を始める前の我が家の朝食は、食パン、ヨーグルト、果物
藤川先生の本に載っていたNG朝食の例そのものでした
処理速度凹による食事スピードの遅さ
発達検査の結果、処理速度に凹が見られるギフテッド児は多いです。
処理速度が低いと食事の速度も遅くなります。
すると食事時間が確保できなくなり、十分な栄養が取れないのです。
まとめ
ギフテッド児が質的栄養失調になりやすい要因を考察しました。
- 過興奮性(OE)や好きなことに集中する傾向があるため、エネルギーを消費しやすい
- 感覚過敏による偏食により栄養が偏りがち
- 処理速度が低いことで、栄養自体を満足にとれない
正直食事だけで栄養を満たすのは困難だと思います。
無理やり食べさせることで食事を苦痛に感じてしまうなら元も子もありません。
プロテインやサプリを使って効果的に栄養を補ってあげたいですね。
わが家はこちらの本を参考に栄養療法に取り組んでいます。
